日本の食と言えば寿司、というだけあってお寿司屋さんはシンガポールでも結構多い。

だから、私もまだ行けていないお寿司屋さんがいくつかあるけど、シンガポールのカウンターの寿司屋は15店舗ぐらいは行ったかな。
その中でも、魚の質、寿司以外の料理の味、こだわり、手間、まごころなどなどを考えた時にトップレベルの寿司屋がこの鮨36(sushi36)(すしさぶろく)。

タイトルにある、「日本でも食べられない絶品」というのは、本当に日本では食べられないという意味ではなく、そう言っても過言ではないぐらい、日本でもこのクオリティの寿司屋は希少で簡単に食べられる味ではないんじゃないかという私の感覚です。

大将の小池さんは6歳の時から築地で育ち、寿司の巨匠である父と祖父の元で修行したそうです。

なかなかこんなプロの漁師や職人に恵まれた環境で育った人も希少だよね。

いや、探せばたくさんいるんだろうけど、その何十倍も、寿司を握る人はたくさんいるから、寿司をふらっと食べに行って、こんな生粋の寿司職人に出会える確率は低くなるよねという話。

そしてやはり魚はコネクションが命。（な気がしてる。）
美味しい魚や、レアの魚、有名な漁師のブランドのお魚はコネクションがないと仕入れられないものも多い。

だからこそ、小さい時から築地で育った小池シェフの寿司コネクションは相当強いと想像に難くない。

そんなバックグラウンドを知らなくても、小池シェフの握る寿司を食べれば、これが別格だということは素人でもわかる。

他のお店で食べるお寿司もそりゃ美味しいよ、プロが真剣に人生かけて作ってるものですから。

美味しいんだけど、でも、小池シェフのお魚を食べてしまうと、もう戻れない。
大人の階段ならぬ、寿司屋の階段を登ってしまった感じ。

魚によって、炙ったり、少し熟成させたり。
もちろん、お寿司だけじゃなくて、寿司以外の料理、お椀や焼き物などのお味も最高。

寿司屋じゃなくても、和食の料亭とか開いても成功できそうな感じを受けるほど、オールマイティに料理何でもできそう。
いろいろ話聞いててもそう思う。

と、鮨36(sushi36)の素晴らしいところを熱弁したところで、
以下、参考までにお昼のおまかせコースを写真でご紹介していきますね★(*≧艸≦)

鮨36のメニュー

 

ランチのお任せすしコースは$128++~
$128 ~ となっていても、これまでこの金額以上を提示されたことはない。

一度食べればわかると思うけど、小池シェフのお寿司が$128は他の寿司屋さんと比較しても、とても安く感じます。

酒メニュー

メニューに記載のない日本酒などもあったりしますし、
ペアリングで１合ずつ頼んだりも、お願いすればやってくれます★

小池シェフは日本酒にも詳しくて、ちゃんと味を計算してお酒の温度まで指定してペアリングしてくれますので、お酒好きな方は是非(^^♪

昼のsushi omakase$128のメニュー。

このおまかせは、メニューに内容が書かれていないのでボリューム感が把握しにくいかもしれませんが、おおむね下記のような内容です。※内容的に常連ということでサービスしてくれている部分もあるかもしれません。

2018/12月に訪問した時の内容
１）サラダ
２）前菜２（ふぐ）
３）お造り２～３種
４）茶碗蒸し
５）寿司５貫
６）焼き物
７）寿司３貫
８）一口３色丼（うにいくらトロ）
９）お椀（トロのスープ）
１０）寿司１貫（アナゴ）
１１）デザート（柚子シャーベット）
※＋やたら美味しいわかめとガリ食べ放題。

こうして改めて整理してみると、すごいボリューム。Σ(･ω･ﾉ)ﾉ！
ざっくりまとめると、寿司１０貫＋サラダ＋前菜＋お造り＋茶碗蒸し＋焼き物＋お椀＋デザート

普通に他の店でさえ、お寿司でこれだけのボリュームだと$100～$180の値がつけられる。

そこに、鮨36の場合は、小池シェフが握るという付加価値（味、ネタ含め）で+$50~$100ぐらいは乗っかってもおかしくないと思う。

だから、このランチの寿司お任せコースで、正味$150~$250ぐらいの値がついても妥当だと私は思っているのです。
それが、$128で頂けるなんて本当に最強コスパのお寿司屋さんだと思います。
（夜はお昼より高級な魚や部位などが出されたりするので、夜の$200~で行く価値ももちろんあります。）

前置きが長引いてすみません＾＾；写真アップします。

↑これはハダシ？という特別な部位。（ハダシで検索してもヒットしなかったので聞き間違いで違う名前かも。）
※コメントで「はがし（剥がし）」だと教えて頂きました♪ありがとうございます♪

マグロ？のお腹の部分で、本来は筋が多いんだけど、それを全部はがしてあるから筋が全くない。
ランチで出すようなものではないんだけど、と、サービスで握ってくださいました。

これは確かに、ほんとに凄かった。表現がうまくできないけど、例えるなら脂：水が１:１！というような、脂とみずみずしさがほんとちょうど半々ぐらいのバランスの良さで、大トロほど脂っこいわけじゃない。でもトロっとしてる。
脂が甘いし。筋はほんとに、一切ゼロ。
下処理も大変そうだし、普通に食べたら一貫数千円するんじゃないかと思うレベル。
希少なものを頂きました；；（夜のコースはこういう、他の寿司屋でも食べられなさそうなものが頂けます）

↑コハダも、魚臭くて皮がごわっとしてて、私が唯一、あまり美味しくないかも、と思う魚だったんだけど、この小池シェフのコハダは臭みが全くなくて、美味しかった！！同じ魚でも、誰が釣るか、誰がさばくか、誰が料理するか、でこんなに全然味が変わってくるんだなぁと。

この↑トロ、絶品。

以上です。

まとめ

鮨36はフリーペーパーなど、広告は一切出していなくて、口コミだけで広がりとても認知度の高いお寿司屋さんです。むしろ、みんなお気に入りすぎてあまり人に言いたくなくて、SNSやブログではあまり書いていないんじゃないかと思ったりするぐらいｗ
ローカルの人からも絶大な人気で、行くたびに、いつも誰かしらローカルの常連さんがいます。

大将の小池さんも、お寿司屋さんに勝手に抱いている大将のイメージ、”強面の話しにくい職人さん”、という感じは一切なく、とても明るく楽しく話してくださります。
笑いのセンスもあり、いつも常連さんに囲まれて店からは笑いの声が絶えない。
そんな雰囲気のお店です。
お寿司だけじゃなく、空間作り、居心地の良さも最高です。
接待にもオススメのお店です(*^^)v

シンガポールにいる間に、是非一度は訪問してみてください♪