先日、プロフィール写真撮影(※私は助手。)をするために見つけたカメラマンさんがめちゃくちゃ、本当にめちゃくちゃ、素敵でした。
その方のお陰で、とっても幸せで、元気をもらえて、楽しい撮影時間になったので、その想い出をここに記したいのと同時に、是非みんなにも彼女を知って欲しいと思い、書きます。
ゆみこさんを見つけたきっかけ
カメラマンの彼女の名前は、桑田ゆみこさん。
ゆみこさんを見つけたのはMeetsmore(ミツモア)というプロを見つけるマッチングサイト。
1つの依頼案件に対して最大5人から見積もりがくる。正直、あまり期待はしていなかった。
フリーランスの方って当たりはずれが多くて、いい人に出会える確率は結構低いと思っていたから。
私からの依頼は、
・浅草で撮影予定
・浴衣を着て撮影したいから、着付けができるとなお良い
ということ。
この依頼に対して応募は2件来た。
そのうちの1件が、ゆみこさんだったのだ。
送られてきた内容は、丁寧な、超長文だった。
私もたいがい、伝えたい事を全部伝えたいと思って長文になってしまうタイプだから、同じ匂いを感じた。
というより、私みたいに熱量持った長文人間はこれまでに出逢った事がなかったから、親近感と同時に「信頼できる」と思った。
内容に関してもこちらが求めているもの以上を提供してくれるとのこと。
・着付け、ヘアメイクできる。
・着物もたくさんあるからレンタルも可能。
・撮影時間は特にしばらない。
・撮影写真は全て納品。その場でデータお渡し。(必要あれば色調調整等も対応可能。)
・希望あれば、撮りながら常にヘアスタイルやメイク直ししながら撮影。
・演出小物も多数用意可能。(和傘や毬、花束等)
実績も申し分ない。
それでいて、企業カメラマンに依頼する金額の半額以下。
メッセージに書かれているように、本当に赤字ギリギリの金額に思えて逆に申し訳ない気持ちも芽生える程。
この方にお願いしたい!と心から思えた。
第一印象は、かわいく愛らしいお姉さん
彼女との初対面は、着付けと準備のために借りていたレンタルスペースでだった。
チャイムが鳴って玄関の扉を開けて出迎えると、“女の子”と形容したくなる程の、小柄でキュートな笑顔の女性が立っていた。
その一切の邪がないオーラに私は「やはりいい人そうだ。」と安堵した。
安堵したのは彼女も同じだったようで、撮影対象者と助手の私達二人を見て、「あぁ優しそうな人で良かった。」「最初のメッセージのやり取りから、この人は絶対いい人だ、と思ってたの!」と。
私も負けじと、『私も思いました!ゆみこさんは絶対いい人だって!』と主張する。
「心のいい人が好き」という価値観によって、私達3人の心は、一瞬にして強く結ばれたのだった。
出逢ってすぐの衝撃的なカミングアウト
そうして意気投合したかしていないかの内に、衝撃的なカミングアウトがあった。
そのことを、ここに記載するか悩みましたが、ご本人もSNSやメディアで公開されているので、記載することにします。
ゆみこさんは現在、ステージ4のガンを患っている状態でした。
いわゆる余命宣告というものも受けていて、現在抗がん剤治療中でその副作用とも戦っている真っ最中。
正直、私の身の回りにガンの方がいなかったため、私のガンに対する知識は乏しくその深刻さもその場ではあまり理解していなかった。
後から調べてみると、ステージ4というのはいわゆる末期。手術での摘出ができず、薬物投与での治療法しかなくなってくるそう。
ガンの事は良く知らなかったけど、「こうして元気に大きな重たい荷物を持って写真撮影しているぐらいだからそれができるぐらいにはいい状態なんだろう」なんて薄っすら思った自分が恥ずかしい。
むしろ、抗がん剤治療中はとても体が辛いから、基本的にはみんな入院するそうだ。
そんな辛さを耐えて、自分の体にムチを打ちながら、こうして普通の暮らしを貫く彼女の心の強さに、激しく心を揺さぶられた。
「楽しいこといっぱいしたい」「みんなの笑顔を繋ぎたい」「誰にでも訪れる転機のお手伝いがしたい」と、ゆみこさんから出てくる言葉は、まさに愛に溢れていた。
私がこれまでの人生で出逢った誰よりも幸せそうで、誰よりも人生を楽しんでいた。
そして誰よりも人を愛し、誰よりも周りを元気にする人だった。
その心は、きっと、彼女が出逢って最初に渡してくれたプロフィールパンフレットに書かれていた言葉、
「笑顔」に出会えると元気になれるんです。
という事だと思う。
せっかくだから、と、ただの助手だった私にも、素敵なヘアアレンジをしてくれて、おまけに私の写真もいくつか撮影してくれた。
周りを幸せにすることが、何よりも自分の幸せに繋がると思って活動していらっしゃるその気持ちは間違いなく本物だった。
撮られているこちらも元気になる不思議
そうして準備が終わり、実際に撮影スポット、浅草へと向かった。
撮影現場に歩いている途中、「もう足が痛くなってきちゃった!」と笑顔で言うゆみこさん。抗がん剤の副作用で足が痺れるそう。
『足痛いのに撮影してもらっちゃって大丈夫かな・・』と私達の心配をよそに、本人はそんなの当たり前かのように、すたすたと歩いていく。
「痛みとの共存」が今の彼女の当たり前なのだろう。
「こちらにカメラ目線くださーい!」
「その商品見て!」
「はい、笑って!」
「今日朝食べたものは何ですか?」
など、表情やしぐさのアドバイス、日常のいろんな表情を引き出すための声掛けをしてくれる。
撮影スポットの提案もしてくれたお陰で、緑や赤のコントラストが映えるところ、青い空がきれいに映る構図、大きな石の前で力強い印象の写真など、とても味のある写真がたくさん撮れた。
私は、ゆみこさんの撮影機材が入ったスーツケースを左手でひっぱりながら、(←こういう助手役が昔から結構好きなので自分から持たせてもらったw)
右手で、肩からぶら下げた私の相棒のカメラを持ち、その撮影風景を撮る。
撮影風景としてゆみこさんと撮影対象者の2人の写真を撮っていたのが、徐々にゆみこさん一人の写真ばかりになっていく。
ゆみこさんがカメラマンとして働く姿を、しっかりと記録に残したいと思ったのだ。
また、人を撮る側の人って、その仕事姿を人から撮られることはないから、そういった普段スポットが当たらない役割の人にレンズを向けたいという気持ちが自分の中にあることに気づけたりもした。
最後、撮影終わってみたら、私は60枚程も、ゆみこさんの姿を写真におさめていた。
私に勇気を与えてくれた言葉
撮影は2時間ぐらいで終了。最後に、撮った写真をSDにいれてプレゼントしてくれた。
その写真整理の最中にゆみこさんが発した言葉が、とても強烈に私の心に刺さり、今では抜けない棘となったのだ。
その言葉は、
「今日も生きていられるかわからないから、今日やりたいことは全部やる。」
そう、ゆみこさんにとっては、今日を生きることすら命がけなのだ。
そんな彼女のこの言葉はとても重く、そして私にとてつもなく大きな勇気を与えてくれた。
この日以来、私もこの言葉を胸に生きている。
私は人見知りで、人と話すのが苦手。
だからいつも、「この事聞いてみようかな」「この人と話してみたいな」「あの人にこの言葉を伝えたいな。」と思っても、まぁいっか、と話しかけられない自分がいた。
でも、「やりたいことは今日全部やるんだ」という気持ちを持ったら、引っ込み思案だった自分が、魔法のように一瞬で変わった。
いつも通っている美味しい魚屋さんに、「この鮭すっごくおいしいんですが、どこのですか?」って聞くことができた。
そしたら、「ノルウェーの、養殖なんだけど、日本のより脂が乗っていて美味しいんだ」という情報に加え、「毎朝豊洲に買い付けに行っている」というお話まで聞けた。
このお店のお魚は、全部何食べても美味しいから、どこから仕入れているのか気になっていたけど、たった1言の質問で、その質問の答え以上の答えをもらえた。
以前初めて話した時に、とても嬉しい言葉をくれた子に、緊張してその場で上手くお礼を言えずにずっともやもやしてた。
その子に、次会えたチャンスを逃さずに、「あなたのあの言葉にすごく勇気づけられたんです、ありがとう。」という言葉を、臆せずに伝えてみたら、相手もとても喜んでくれた。そしてさらにまた私に、とっても嬉しい誉め言葉をくれた。
偶然、隣の席になった初めての人と、偶然ではないある縁を感じたので思い切って話しかけてみたら、その話題で話が広がり、心を通わせることができた。
こうして、人と話して一緒に笑顔になれると、なんてこの世は美しいんだろうと思える。
ぶっちゃけ、私は生きるって素晴らしいと思ったことがない。生まれてきてよかったと思ったことがない。
今、せっかく生を授かったから、どうせ生きるなら幸せに生きたいし、感謝して生きよう、命を無駄にせず社会の役に立てる人間になろう、とは思っているけど、だからといって、生まれてこなかったらこなかったでそのほうが良かったとも思っていた。
それは別に生んでくれた親を責めるわけではなく、人間として地球に生れ落ちるこの業に対する疑念である。
それが、人生で初めて、生まれてきた喜びや幸せを感じられた気がする。
ゆみこさんに会って以来、幸せだと思う度に涙が溢れそうになる。
生んでくれた両親に、これまでとは違う意味で感謝の気持ちが湧いてくる。
よく、初めて本気で人を愛した人が、「今まで白黒だった世界がカラーになった」みたいな台詞を言ったりするけど、
それになぞらえるなら、今までカラフルだった世界に、ラメが散りばめられて、そこら中が輝いて見えるようになった感じ。
本当に、人それぞれのフィルターで、世界はまるで違って見えるんだと思った。
そのフィルターは、心の持ちよう1つで全く変わるから、本当に心の在り方が大切だなと身を持って実感した。
そしてもう一つ、私がずっとコンプレックスで最近悩んでいたことも、すーーーっと消えていった。
それは、考え方、捉え方が変わったから。
自分の欠点を、欠点ではないと思えるようになったこと。
まだまだこれから改善できると思えるようになったこと。
欠点のある自分を許せるようになったこと。
こういった私の中の大きな変化を生み出してくれたのは、全てゆみこさんで、
まさにゆみこさんとの出会いが、私の「転機」となったのだ。
ゆみこさんに写真を撮ってもらうという付加価値
これまで写真をプロのカメラマンに撮影してもらうって、特別な時だけだと思ってた。
実際、私もこれまでの人生で一度もプロに写真を撮ってもらったことはない。
でも今回、ゆみこさんに写真を撮ってもらって、こんなに楽しいイベントなら、定期的に写真を撮るのもいいなと思えた。
でもきっとそれは、撮影者がゆみこさんだったから。
普通のカメラマンにお願いしたら、写真を撮るという行為の成果物は、あくまで写真という物だけである。
その写真をビジネスで使うのか、家族で見て想い出に残すのか、そういった楽しみ方だけだ。
カメラマンとは、撮影が終わってありがとうとお礼を言ってそれっきり。1か月後にはカメラマンの顔すら思い出せないだろう。
でも、ゆみこさんに撮ってもらうと、「写真撮影」というイベント、ストーリーになる。
撮影した日、撮影したその場所、ゆみこさんとの会話・・・全てが楽しい時間となり、むしろ写真の方が副産物にすら思えてくる。
こんなに素晴らしい付加価値を与えてくれるカメラマンは他にはいない。
もちろん、人間なので相性はある。
でも、ゆみこさんの優しさと笑顔は、きっと、多くの人を元気に、幸せにする。
私もゆみこさんとはずっと縁を繋いでいきたいと思い、個人的なメッセージのやり取りも続けさせてもらっている。
東京や東京近郊で写真撮影をする機会があれば、ぜひ一度ゆみこさんに会ってみてください。
決して後悔はしないはずです。
ゆみこさんのSNSを下記に記載しますので、直接ご連絡してみてください。
Twitter:https://twitter.com/yumikokwt
アメブロ:https://profile.ameba.jp/ameba/kynkwt
Facebook:桑田 ゆみこ
Instagram:@kuwatayumiko.19
直接のメッセージで、「サラさんのブログから来ました」と言ってもらえれば、1000円割引にしてくださるそうです。
赤字ギリギリ価格なのにさらに値下げまでしてくれて本当に笑顔のためにやっていらっしゃる方だというのがわかります。T T
衝撃的な出逢い過ぎて、私の想いがあふれてまとまりのない文章になりましたが、
伝えたいことは2つ。
・ゆみこさんにみんなもパワーをもらってほしい!! ってことと、
・「今日できることは今日やろう!」ということ!
みなさんに幸あれ♡(^^)/
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