しばらく前、日本でも幻の肉と言われる尾崎牛を扱っている「うしどき」に行ってきました!
尾崎牛とは、宮崎で生産者直売している牛で、生産者の尾崎さんのお名前から尾崎牛というブランド名がついています。
1ヶ月の出荷が20頭だか30頭だかに制限されていて、(とにかく少ないということ)日本でも滅多に食べられないお肉だそうです。
名人尾崎宗春さんの尾崎牛は、通常の牛の融点が40度に対して、尾崎牛の融点は28度低い温度でもトロけるので、くどくなく、胃もたれしません。
また、通常の和牛出荷が27ヶ月で出荷しているのに対して、尾崎牛は30ヶ月以上と決めており完全に熟した尾崎牛をご堪能ください。
とのこと。融点が約10度も下がるとか、同じ遺伝子を持つ牛なのに、そんなことあるんだ。不思議。
とにかく、期待大です。
ちなみに、こちらのお店、フリーペーパーなどにも広告が出ていないし、なかなか辿りつきにくい。私もネットサーフィンしてかなりもぐりこんでいって見つけたお店。
ということもあり、ローカルのお客さんが殆どだそうです。
うしどきの外観
お店はタンジョンパガーのTras Streetにあるのですが、なにゆえ、控えめな店がまえで見つけにくいです。
賞も受賞しています。
うしどきの店内
店内は広々として高級感ありとってもいい感じ。
牛?バッファロー?の置き物がすごく雰囲気醸し出しています。
うしどきのテーブルセッティング
予約していったので、お手紙が!
オープン1時間前ぐらいに予約して行ったのに、名前入りなのにはびっくりです。こういうひと手間をわざわざ当日にかけてくれるのが、大事にされている気がして嬉しい。
牛の箸置きもかわいい!
このサイズなのに圧倒的な存在感。
メニュー
本日のメニューはこちら。日本語でもちゃんと書かれているのが嬉しい。
1品目:牛タンと季節の野菜 コンソメスープ
うーん!!すっごく美味しい!一番最初から牛タンを頂けるなんて!!贅沢です。
2品目:尾崎牛と海の幸盛り合わせ
わーーお!!2人前ということもありますが、メインディッシュかのような豪勢な雰囲気!!
どれもこれも美味しいです。そしてお正月時だったので、黒豆とか松の葉とかあしらってあるのが季節感がありとても素敵。
3品目:魯山人風すき焼き 温泉卵
すき焼きといったらメインっぽいイメージだけど、そのメインがこんな早めに出てくるの!
なんかここまでの料理全てがメインディッシュのように豪華なものでボルテージがどんどん上がっていきます。
牛肉にトリュフものっけちゃったよ!!!牛肉×トリュフは最強。
黄身をわると・・・
きゃー美味しそう!
食べている途中でちょっとご飯を足してくれました。日本人の心をよくわかっていらっしゃる。
ちなみに、魯山人風すき焼きとは、
北大路魯山人が考案した、すき焼きの調理法。
現在のすき焼きの調理法は、必ずしも肉そのものの持ち味を生かした食べ方ではないと考えた、大の牛肉好きであった希代の美食家北大路魯山人が、肉そのものの持ち味を殺さないすき焼きの調理法を考案した。
現在伝えられている魯山人風すき焼きの調理法は、2種類ある。
と。
美食家の魯山人が肉を美味しく食べるためにあみだしたすき焼きの食べ方なんですねーー。
ちなみに、このすき焼きのおだし、かれこれ2年以上前から引き継がれているたれだとか。
肉のうまみが2年分、たっぷりつまったたれ。
もう、もう、ほっぺが落ちる美味しさです。
4品目:冷やしトマト
トマト苦手な私でもすっごく美味しかった!!
5品目:尾崎牛リブ 煮込み
このゴボウの後ろにお肉がちらっと見えているのですが、これが煮込みです。
尾崎牛のいろんな部位をいろんな調理で味わえてほんとに至高の肉コースです。
贅沢極まりない。
6品目:尾崎牛寿司
見てこの牛をかたどったやつ!!(←だいぶ前なのでなんだったか忘れた;)
まるで牧草を走り回ってる牛さんのよう。ひとつひとつのこだわりが素敵。かわいい。
7品目:尾崎牛のグリル
塩だけで美味しく食べられる、ほんとにほんとに美味しい肉でした。尾崎牛最高です。
8品目:冷やしそうめん テールスープジュレ
この冷やしそうめんがまた美味しくて美味しくて!!
テールスープを、ジュレにしちゃったのよ!!ジュレ!!その発想すごい。
牛のさっぱりした油がいいコクになっててそうめんの一線を越えたそうめんでした。
9品目:自家製北海道牛乳アイス
このアイス、感動ものでした。
このアイスの周りにある白いの、なんと、チーズ。
牛づくしです。最初、アイスにチーズ?と思ってたけど、これがまたよく合う!!味も、食感も。この控えめにかかってるソース(お醤油だったかな?)もおいしくて。
このアイスは一度食べる価値ありです。
というか、お料理全部食べる価値ありありですが。
まとめ
尾崎牛という、自然の中で健康に、手間ひまかけて育てられた最高級のお肉を、それぞれの部位に応じて最適な調理法で味わいつくす、という、まさに日本人らしい、お肉のおいしさを追求されたコースです。肉への敬意を感じながら食べられます。
もちろんシェフは生産者の尾崎さんとも深い親交があり、生産者の尾崎さんも、こちらのお店に何度か足を運ばれたようです。
日本でもこんなに肉を味わい尽くせるお店は多くないと思いますが、それをシンガポールで頂けるのが本当に貴重でありがたいですね。
全部頂いても、お腹は8割、9割ぐらいでしたので、ちょうどいい量で品数多く楽しめて、大満足です。
今回頼んだコースは、$200と、決して安くはないですが、総合的に見て十分コストに見合った、満足できる内容でした。
リッチにお肉を食べたい日に最適!
ランチもやっているので、まず雰囲気を見てみたい方にはランチから足を運ばれてはいかがでしょうか♡
57, Tras Street, Singapore, 078996, #01-01
Tel: +65 6221 6379
Lunch
Monday to Friday: 12pm to 2:30pm (2pm L/O)
Dinner
Monday to Saturday: 6pm to 10:30pm (9pm L/O)
CLOSED ON SUNDAY & PUBLIC HOLIDAY
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